宮内庁が管理する古墳は「天皇陵」「陪塚」「陵墓参考地」「塚」の3つに分かれます。
天皇陵等
天皇が葬られている場合は「陵」、天皇の親族である場合は「墓」と呼称が異なります。ただ、日本武尊の「白鳥陵」のように、天皇でなくとも「陵」がつく例外もまれにあります。
陪塚(ばいちょう)
皇族や大豪族クラスの古墳には「陪塚」と呼ばれる小型の付属墳が周囲に存在する場合があります。資料によっては「陪冢」と記される場合も。主に被葬者の親族または家臣の墓と考えれています。
陵墓参考地
宮内庁により皇族の墳墓とされているが、被葬者を特定する決め手に欠けている古墳。大阪に6基、奈良に11基、兵庫に3基存在する。
塚等
宮内庁により、天皇の分骨や髪など、身体の一部が葬られている塚。