TEKKON|マンホールを激写してNFTを集めるアプリ

TEKKON/鉄コン

突然ですが、NFTやりましょう。バリュー投資はもう死にました。たぶん世界でバリュー投資をやってる人は3人ぐらいしかいません。具体的には、バフェットかぶ1000さんです。

これからの時代はNFTです。しかもマンホールを活用してNFTを稼ぎます。何を言っているのか分からないですが、私もわかりません。

マンホール

という訳でNFT童貞の私が、マンホールを活用したNFTアプリ「TEKKON」をレビューしたいと思います。

NFTとマンホールと私

ところでNFTって何の略か調べてみたら「Non-Fungible Token」の略だそうです。英検3級のネイティブアメリカンである私が分かりやすく説明すると、仮想通貨みたいなやつです。(「NFTとは」で調べてみましたが、理解不能すぎてあきらめました。)

ではどうやってNFTを稼ぐかというと「マンホール」を活用します。意味が分からないと思いますが、道の真ん中にある鉄のデカいフタを激写すればOK。

大まかな仕組みとしては、TEKKONというアプリでマンホールを撮影してアップロードします。それだけでNFTがザクザクたまり放題。もうワクワクが止まりませんね。

しかし疑り深いコサカス投資家は、胡散臭いと思うので、一応仕組みを説明します。

TEKKONは、「Whole Earth Foundation」というNPO団体が運用するアプリ。日本人を中心にした団体で、もともと国内で「鉄とコンクリートの守り人」先行して公開していました。

TEKKONのホームページ
TEKKONのホームページ

老朽化したインフラの維持・整備を公だけではなく、市民と一緒に関わることを促進する目的とし、そのツールとしてTEKKONを公開しています。TEKKONアプリを通じて一般ユーザーからインフラの状態を収集。ユーザーはその対価としてNFTを獲得するという仕組みです。

といっても気になるのは、裏付けとなる原資です。NPOの代表である加藤氏のインタビューによると「収集したデータを企業に販売する」とあります。この辺り、まだ始まったばかりなのでなんともあやふやなところですが、一応原資らしきものは用意できるようです。

NFTの名は「WEC」

一時期、スニーカーを買って歩いたらNFTがもらえるというSTEPNが流行りましたが、TEKKONも基本的に仕組みは同じです。全然安心できませんね。

TEKKONで使用される通貨は「WEC(Whole Earth Coin)」という暗号資産。

ちなみにNFTを調べていると「仮想通貨」「暗号通貨」「暗号資産」「トークン」「ブロックチェーン基盤」とかいろいろなキーワードが出てきたのですが、どんな違いがあるのか1mmも分かりませんでした。とりあえずこの記事ではWECのことを「暗号資産」にしておきます。

WECを手に入れるには、マンホールを撮影して「ゲーム内通貨」を獲得。次にゲーム内通貨を「WEC」に交換することで、暗号資産を手に入ります。記事を書いている11月上旬では「1WEC=約3円」。暗号資産が3500万倍になれば億り人ですね。完全にイージー。

ちなみにWECは国内では上場されていません。そのためWECを日本円にするには、海外の交換所で国内上場している暗号資産に交換する必要があります。面倒くさすぎですね。

WECから日本円に交換する流れを説明したいところですが、サッパリ分わかりませんでした。興味がある方は「WECとは」で検索すると沢山出てくるので、そちらで調べてください。

TEKKONは「犬」が鍵

まずは、アプリを携帯にインストールします。当たり前ですが、パソコンではできません。スマホは、アンドロイドでもiPhoneでもインストール可能。

TEKKON/鉄コン

まずは登録が必要になるので、アプリを起動して任意のメルアド入力。送付されたメールに記載されたコードを入力すると、登録完了です。

TEKKON/鉄コン

TEKKONで重要なのが相棒となる「犬」。犬の種類やレベルにより暗号資産を集める効率が変わるため、犬の運用がこのTEKKONの鍵となります。

TEKKON/鉄コン

初期配置された犬の場合は「撮影が1日3回」という上限があります。この上限を増やすためには、犬のレベルを上げたり、違う犬を選ぶ必要があります。

問題は、レベルを上げるにも違う犬を選ぶにも暗号資産が必要な点。特に効率よく稼げる犬は数万WEC必要になるため、日本円をWECに交換して購入する必要があります。

TEKKON/鉄コン

先日スニーカーNFT「STEPN」の暴落で、投資した人の資産が大きく失われたと話題になりました。おそらく高額なスニーカーを購入するために日本円をSTEPNに交換したことが理由ではないかと思われます。

この先どうなるか不明なNFTということもあるので、いきなり大金を投入するのは慎重になったほうが良いでしょう。

私も怖いので、初期犬だけの無課金でやってみようと思います。

街に繰り出してマンホールを激写

とりあえずマンホールを激写しにいきます。注意点として「車の交通量が多い場所では写さない」「私有地に入らない」などに気をつけましょう。

まずは、マンホールのある場所に向かいます。撮影可能なマンホールは、アプリに登録されていないものに限られます。すでに登録されているものは、MAP上に表示されているのですぐに分かります。

マンホールは2回撮影する必要で、1回目は周辺風景とマンホール。

TEKKON/鉄コン

2回目はマンホールだけを撮影します。マンホールを写す範囲がマークで表示されるので撮影は難しくはありません。ちなみに写真は、私ではありませんので。

TEKKON/鉄コン

マンホールの撮影が完了すると、ゲーム内通貨を獲得。初期状態だと1回で「0.45」ぐらいなので、気が遠くなる作業です。

ちなみに道のド真ん中でマンホールを一人で激写していると、なかなか不審者です。古墳を激写するのとどちらが怪しいかといえば、マンホールを激写する方が紙一重で怪しいです。なので人通りの少ない路地で撮るのが良いかもしれません

あと登録済みのマンホールをレビューするというタスクもあり、レビューすることでゲーム内通貨がもらえます。こちらも初期犬だと1日15回が上限になります。

TEKKON/鉄コン

ゲーム内通貨から暗号資産に

朝イチ人が少ないときに、3回マンホールを激写し15回レビューしたので、ゲーム内通貨を「4.07」ゲット。数字の隣には日本円に換算されたものが表示されており「11円」に相当するようです。これが1000万倍に暴騰すれば一撃で億り人ですね。人生イージー過ぎます。

TEKKON/鉄コン

ゲーム内通貨をWECに交換するには色々設定が必要ですが、面倒なので割愛します。

設定を一通り行い、いざWECに交換しようとすると…

なぜかエラー!!

TEKKON/鉄コン

「バリュー投資家に渡すNFTはねぇ!」とでも言いたいのか、何度やってもエラーです。設定できそうな個所は全て行ったのですが、なぜか交換できませんでした。もしかしたら最低交換額があるのかもしれません。

仕方がないので、もうしばらくマンホールを激写する不審行為を続行したいと思います。ちなみに、マンホールだけでなく電柱もいけるみたいです。

まとめ

今回は、ちょっぴり社会貢献しながらNFTを獲得でいるアプリ「TEKKON」を紹介しました。

もともとNFTとは何だろうかと疑問に思っていましたが、ちょうど手軽に始められそうだったので勉強がてらに始めました。

バリュー投資なんかをしていると、こういうよくわからないものを敬遠しがちになります。ただ仮想通貨に乗れなかったこともあるので、チャンスがあれば乗乗れる知識があればいいかなと思いました。

日本円を暗号資産に交換してまで投資したいとは思いませんが、元手不要で遊びながらNFTに触れられるならいい勉強になるのかもしれません。

ただし効率よく稼ごうとすると、暗号資産を課金する必要があります。始める方は、ミイラ取りがミイラにならないように気をつけてください。

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