海外外食・小売店にアジア風食材を供給する商社「西本Wismettac」に関するメモです。ちなみにWismettacは「ウィズメタック」と読みます。今回資料を見て初めて知りました。完全にパクリ銘柄なので許してください。
2022年第2四半期が発表されたのでチェックしてみます。
業績は上方修正
今回の決算で上方修正も出しています。上方修正の理由は、コロナの規制緩和によ売上げ回復と円安によるもの。
売上 | 営業利益 | 純利益 | |
予想 | 254,000 | 9,000 | 6,000 |
修正後 | 265,000 | 10,500 | 7,000 |
増減率 | 4.3% | 16.7% | 16.7 |
業績を前年同期と比較してみましょう。
2021 | 2022 | 増減 | |
売上 | 99,917 | 130,742 | +30.9 |
営業利益 | 3,275 | 6,051 | +84.7 |
純利益 | 2,587 | 4,504 | +74.1 |
前年同期と比較すると、大幅な増収増益となっています。インフレによる原材料高に対しても、販売価格を調整できているようです。しっかり値上げできるのは、強みですね。
会社予想の進捗率を見てみます。
実績 | 予想 | 進捗 | |
売上 | 130,742 | 265,000 | 49.3% |
営業利益 | 6,051 | 10,500 | 57.6% |
純利益 | 4,504 | 7,000 | 64.3% |
売上はほぼ進捗通り、営業利益と純利益はかなり順調です。世情が不安定ということもあり、上方修正も保守的に見ているのかもしれません。
配当は増配
今回は、増配の発表も行われています。西本の配当状況を見てみましょう。
2018年 | 2019 | 2020 | 2021 | 2022 |
26円 | 95円 | 20円 | 125円 | 145円 |
配当性向30%を目標としており、今回の上方修正に合わせて増配。配当利回りとしては3.6%ほどになります。
今回利益を押し上げた大きな要因は、為替換算による底上げです。為替のふれ幅によってはかなり影響を受けるので注意したいところです。
2022年6月の換算レートは136.68円と直近では高めで換算しています。
まとめ
コロナ前の2018年度の売り上げが約1800億円ですので、コロナの中でも順調に売り上げを伸ばしていることになります。会社の中期計画によれば、2024年に売上3000億円、営業利益100億円を見込んでいます。
売上高は、これまでの成長性をみれば達成可能に思えます。営業利益に関しては、今回の上方修正で既に達成しています。
資料によると、世界の日本食市場は年10%の伸びで成長しているようです。その流れに乗ることができれば、まだ成長の余地はありそうです。